私たちは皆様からのご支援を賜り2013年より「ミャンマー祭り」開催等を通じ、日本とミャンマー両国の文化・経済交流促進の活動と、寺子屋に通う子どもたちの教育支援を行ってまいりました。

2020年は世界的な新型コロナウイルス感染症拡大により、「ミャンマー祭り」は中止を余儀なくされました。またミャンマーでは2021年2月に発生したクーデターや感染症の急拡大により、いまだ混迷の日々が続いています。

日本とミャンマー両国間の文化・経済交流活動も、一時立ち止まらざるを得ない状況がつづいていますが、私たちはミャンマーとの繋がりを絶やさず、寄り添っていくことが何よりも重要だと考えております。

このような状況にあっても、私たちが今、ミャンマーのためにできることとして、2014年より開催している「日本・ミャンマー交流写真展」の作品を中心にミャンマーを紹介する本写真展を開催いたします。

「日本・ミャンマー交流写真展」歴代受賞作品に加え、ミャンマーにゆかりある写真家の作品を多数展示いたします。

ミャンマーに穏やかな日常が戻ることを祈るとともに、本展を通じてミャンマーに対する関心や、理解がさらにひろがることを願っております。


■ 開催概要

会期  :2021年12月4日(土)~12月19日(日)*12月7日(火)、14日(火)は休館
時間  :平日/11時~15時  土日/10時~16時
会場  :増上寺(浄土宗大本山)大殿地下1階 増上寺宝物展示室前 ホワイエ
所在地 :東京都港区芝公園4-7-35
入場料 :無料
主催  :一般社団法人ミャンマー祭り
協力  :浄土宗大本山 増上寺

*本写真展は新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで開催します。 
会場でのマスクの着用と、入場時の検温および手指の消毒にご協力をお願いいたします。


■ 展示作品のご案内 

「日本・ミャンマー交流写真展」受賞作品(2014年~2019年)
2014年より「ミャンマー祭り」と同時開催してきました「日本・ミャンマー交流写真展」に、日本・ミャンマー両国より寄せられた写真から選ばれた受賞作品を一堂に展示します。ミャンマーの文化・生活をテーマに、雄大な自然や穏やかな日常、人々のいきいきとした表情をとらえた作品を通じ、ミャンマー本来の輝きをご覧いただきます。


参加写真家


▽川口 敏彦(かわぐち としひこ)

1964年静岡県沼津市出身。
読売新聞東京本社で30年間、報道カメラマンとして取材活動に携わる。大学時代からアジア各地を撮影してきたが、2016年3月、アウンサンスーチー率いる新政権が誕生したときに早期退職をして、1年半にわたりミャンマーに滞在。その間、バイクでミャンマー全土を走破した。2月のクーデター後はミャンマー人たちと一緒に街頭写真展などを開き、支援活動を続けている。


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▽三田 崇博(さんだ たかひろ)

1975年奈良県生駒市生まれ。
日本写真家協会(JPS) 会員、FUJIFILM X-Photographer、アカデミーX 講師。世界遺産撮影をライフワークとし現在までに100 を超える国と地域で350 か所以上の世界遺産の撮影を行い定期的に全国各地で開催している写真展は100 回を超える。主な著書に「世界三十六景」「生駒の火祭り」がある。ミャンマーにはこれまでに12回訪問。2019年には現地で知り合ったミャンマー人と結婚しミャンマーは自身の第二の母国となった。


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▽関口 照生(せきぐち てるお)

一般社団法人ミャンマー祭り理事。日本写真家協会/日本写真協会会員。
カレンダー、ポスター、コマーシャルなどの広告や雑誌、写真集の撮影を中心にフリーのフォトグラファーとして活躍。世界の辺境を尋ねるTV番組の取材をきっかけに、以後ライフワークとして中国少数民族、カナダ北極圏、カラハリ砂漠、グアテマラ、コスタリカ、キューバ、ブータン、ミャンマーなどプリミティブな環境で暮らす人々の取材を続け、シリーズ「地球の笑顔」スペイン交流400年記念「支倉の道」を各地で開催。作品集に「火のラティード」「地球の笑顔」「支倉の道」他多数。


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▽亀山 仁(かめやま ひとし)

1966年東京都出身、神奈川県在住。一般社団法人ミャンマー祭り理事 日本写真協会会員。
2005年よりミャンマーを訪れ現地の人たちやその暮らし、風土を撮影。最近は日本とミャンマーの関係をテーマに作品作りを続けている。主に国内で本来の穏やかな「ミャンマーの日常」を伝える写真展を開催。冬青社よりミャンマーの写真集「Thanaka」,「Myanmar 2005-2017」を出版。