11月26日(土)増上寺(港区芝公園)にて「エール・フォー・ミャンマー」を開催いた
しました。

.
今回はさまざまな形でミャンマーを支援する団体・個人や、日本やミャンマーで日本語習得に励むミャンマー人の皆さんに“エールを送る”ことを目的とし、講演会「いまさら聞けないミャンマー vol.3」と、在日ミャンマー人団体(MASBO)との共催で「在日/在ミャンマー 日本語学習者日本語スピーチコンテスト」の二部構成で開催しました。
.
本年4月、9月と開催した「いまさら聞けないミャンマー」第3回は、3人の方にご講演をいただきました。


▽認定特定非営利活動法人ジャパンハート 理事長 吉岡春菜さん

まだまだ迅速に適切な医療を受けられない現状にあるミャンマーで、ひとりでも多くの子どもたちの命とその家族のため現地の医療従事者とともに力を尽くされる活動をご紹介いただきました。
.
▽認定特定非営利活動法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)事務局長 新石正治さん

長年ミャンマー各地で進めてきたインフラ整備、教育施設等に図書やおもちゃの寄贈事業、最近は女性向けの裁縫教室運営開始と幅広い活動のご紹介が。またクーデター後、現地での活動のご苦労もお伺いしました。
.
▽Yangonかるたプロジェクト 野中優那さん

2年間を過ごしたミャンマーの日常がクーデターで一変するのを目の当たりにした野中さん。「かるた」という日本文化の手法を用いつつZ世代ならではの視点や手法で、同世代の仲間と共に行う活動を紹介いただきました。


講演会終了後のランチセッションでは、上記3団体含めブース出展していただいた8団体が活動紹介プレゼンテーションを行いました。各団体の専門性の高い活動を紹介するとともに、日ごろ接点の少ない団体間の親交を深める場所ともなりました。
.
第2部の「第5回 在日/在ミャンマー 日本語学習者 日本語スピーチコンテスト」では
日本は会場から、ヤンゴンやミャンマー各地とオンラインでつないだハイブリッド形式で開催しました。厳しい審査から選ばれた発表者は、「私の好きな日本の文化」、「心に残っている日本語の言葉」などのテーマでスピーチを行い、来場者からは感動の声が多く聞かれました。
.
このたびも、ご来場いただいた皆様はじめ、本事業開催にご支援、ご協力をいただいた全ての皆様に心より御礼申し上げます。
.
ミャンマー情勢はいまだ混迷の中にありますが、日本には、ミャンマーの平和を願い、地道に活動を続ける方がたくさんいらっしゃいます。私たちは今後も様々な視点でミャンマーの支援、ミャンマーに関心を持つ人の輪を広げる活動や場づくりを続けてまいります。

今後とも皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2022年12月1日

一般社団法人ミャンマー祭り