ミャンマーと言えば、私の長男が何年前でしょうか、世界で初めてカチン族を紹介するという番組で出かけたのを覚えています。
自然と共にたくましく、又肩寄せ合い、知恵を出し合い、過酷なジャングルを生き抜く人々に、心を洗われるような気がしたものです。
あの生活は、文明とはかけ離れているけれど、なぜか私達より豊かな気もしました。
息子が、お世話になったお礼にと、自分で木をけずってカチン族の若者にプレゼンしたあの重たそうな下駄は、今頃ミャンマーの地で、どうしているでしょう。
教育は、テロから世界を守る有効な手段のひとつです。
難しいことだけれど、あの豊かさを失わずに、文明との折り合いを、ぜひつけていって頂きたいものです。
角替 和枝
ミャンマー祭り実行委員会事務局
(公益財団法人 浄土宗ともいき財団内 )