石塚まみさんステージのご案内
石塚まみさんステージのご案内
日時:2014年10月19日 15時開始予定。(都合により若干はやく始まる可能性があります)
場所:光摂殿前のステージ(無料・公開)
光摂殿前に設営するステージでは、ミャンマー人の皆さんによる素晴らしい伝統的な踊りなどが披露されます。その中で日本人ミュージシャンによる演奏も披露されます。
19日にご登場いただく石塚まみさんのステージをご案内します。
石塚さんは、今年12月放送予定のNHKのラジオドラマ『血の絆』で、音楽を制作されました。
石塚まみさんからのメッセージ~ミャンマーと日本の国交樹立60周年・ラジオドラマ音楽を担当して~
私の母方の祖父はビルマで戦死していますが、祖父が戦地ビルマで描き、家族に送り続けた絵手紙に曲を付けたアルバム『ビルマからの便り』がきっかけで、ラジオドラマのディレクター・キンエイゲさんと出逢いました。今回のラジオドラマ「血の絆」のシナリオを読みながら、改めて戦争と平和について考えさせられ、キンエイゲさんと語り合い、戦死した祖父の絵手紙に込められた家族への愛、平和を祈るの思いも重ねながらラジオドラマの音楽を作曲しました。
レコーディングでは私のピアノを中心に収録。祖父がどんな場所で絵手紙を描いたのか知りたくて、10年前にミャンマーを訪ねた際にシュエダゴン・パゴダで収録した人々の祈りの声、風の音、竪琴の音等、現地の音もミックス。その他、私の末弟・石塚隆充(フラメンコ歌手)もギターで参加するなど…ミャンマーと日本の音が溶け合った瞬間もあり、自然の流れの中で、ラジオドラマの音楽制作に携わる事が出来たことに感謝しています。
キンエイゲさんとの出逢い、ラジオドラマ、そして「ミャンマー祭り」での演奏…全ては祖父の絵手紙から繋がっています。この“素敵な出逢い”を大切に、未だ地球のどこかで続いてる紛争や争いが一日も早く無くなるように、平和への祈りを込めて、みんなの心が温かくなる音楽を発信して行きたいと思っています。
★プロフィール
石塚まみ(ピアノ・ボーカル・作編曲)
東京生まれ。3歳からピアノと戯れ始め、弾き語りも大好き…そしてそのまま大人になった。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、都内中学校教員を経て、現在はピアニスト&ボーカリスト、作編曲家。リリカルで自由自在に音世界を描くピアノとボイスはさわやかな感動を与えている。「人々の心が温かくなる音楽の発信」を願って、ソロ演奏はもとより、中川昌三(Fl)、toma(Sax)、山本邦山(尺八)、石塚隆充(Cante)、沖仁(Flamenco G)…他、ジャンルを越えて多くのアーティスト達とライブ活動を展開中。渡辺真知子(Vo)のステージではピアニスト&バンマスを担当。2013年末にはジャズピアニストの国府弘子とのピアノDUOを結成し、今秋10/24に銀座ヤマハホールにてデュオコンサートを予定。『ビルマからの便り』、『思い出の空』、『mamipiano』他多くのCD作品もリリース。またCMな どのスタジオワークのほか、アレンジやプロデュースの実績も数多い。ライフワークとしてスクールコンサートや施設等での演奏活動も大切にしている。11月 2日にはヤンゴンの日本人学校にて、創立50周年記念&日本ミャンマー平和条約締結60周年記念イベントにて招聘されソロ・コンサートを予定している。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/maming/
・祖父の絵手紙をテーマに企画されたド キュメンタリー番組【日本テレビ・中京TV】(2005年)
「郵便兵と絵手紙」http://www.ctv.co.jp/chu/lady/2005/0421/・国際交流基金主催「日本からの便り~伝統楽器と歌の現在(いま)~」東南アジアツアーに参加。ミャ ンマーにて公演。(2010年) http://www.jpf.go.jp/j/culture/new/1011/11-07.html
・ヤンゴン日本人学校、ミャンマー国立盲学校にてスクール コンサートを開催(2013年)
http://maming-daiary.blog.so-net.ne.jp/2013-07-04-1
http://maming-daiary.blog.so-net.ne.jp/2013-07-05
ラジオドラマ制作者からのメッセージ
『血の絆』は40年前の小説ですが、これから日本とミャンマーの関係をよりよくするために、とても大事な役割を果たしている物語だと思います。この 小説から私自身も多くのことを学びました。歴史を知る上で、許し合う、分かち合うことが前に進むことだと、一人の人間としての生き方をこの小説から教えてもらいました。このラジオドラマと関連のドキュメンタリー番組を聞いた人たちも何かを感じて幸せな日々を暮らせることができるのであれば嬉しいです。キンエイゲ