ミャンマー祭り タイ・ミャンマー国境メーソット支援報告

ミャンマー祭り 理事の亀山です。
2019年のミャンマー祭りやその他イベントなどで皆さまからお預かりした寄付金の一部、20 万円を2023 年末から年始にかけてタイのターク県メーソットでの支援活動にあてましたので報告いたします。

ミャンマー国内の情勢は2023 年10 月下旬よりシャン州北部をはじめ戦闘が激化し11 月から12 月の短期間に40 万人を超える国内外避難民が発生していると国連機関などから報じられ、タイ国境付近も避難民が増えています。国内外避難民数は合計200 万人を超えています。

寄付先はミャンマーからの移民や避難民の子どもたちが通う学校、New Blood School 以下N BS) です。
*学校のサイトと学校紹介記事リンク
https://newbloodcenter.org/en
https://courrier.jp/news/archives/326381/

寄付金額;20 万円を両替した48,200 タイバーツ(2023/12/28 のレート0.241 THB JPYJPY)

NBSの校長先生と相談し、20,000 THB の食料を避難民キャンプに届け、残り28,200 THB
は学校の子どもたちの食事や文房具など使ってもらうことにしました。

年末年始で学校は休みでしたが、ここには様々な事情で親元など家から通えない子どもたちが学校にある寮で生活しています。この日は年明け1 月11 日のカレン民族の新年を祝うイベントで披露する踊りの練習をしていました。

夕方5 時すぎからは食事の時間です。ここの食堂で食べますが、外に持ち出して友だちとたべる子もいました。

食べ終えた食器や鍋は、自分たちで洗います。

避難民キャンプ支援について

①支援地域: ミャンマー タイ国境地域
②背景: 増え続ける避難民、長期化するキャンプ生活で慢性的な食料不足が続いている
③支援対象者: 避難民約25 0 人のキャンプ
④支援額: 20000 THBTHB(約83,000 円)
⑤支援物資: 米、油、野菜など約1 週間分の相当キャンプのリーダーの女性に話を聞きました。

現在も避難民が増えており、最近も仮の住居や住居用の土地を確保し受け入れる準備をしています。しかし、長期化する避難生活で以前建てた建物は劣化が進み、次の雨季までに雨漏り対策など修復が必要との話でした。(雨漏りの隙間にビニールなど挟み込み応急処置)

住居は燃えやすい素材なので乾季は緊急消化用に水と砂、延焼防止用道具の整備をしていました。

私は2023 年8 月にもここを訪れましたが、避難生活を少しでも良くしようとリーダー中心に豚や鶏、牛など家畜を増やし自立生活を少しずつでも進めている様子が伝わってきました。しかし、家畜が増えるに従い夜中に泥棒が来るようになり、交代で監視する必要が出てきたり、地元の村との関係、キャンプ内の人間関係など長期化に伴う難しさも感じました。

こちらが今回届けた食料支援です。
手前の白い袋はお米30 キログラム。奥の段ボールは食用油、となりにインゲンやナス、きゅうり、玉ねぎ、じゃがいもなど野菜類です。

今回、これらの支援を届けることができました。ありがとうございました。
支援者の皆様、現地スタッフの皆様を始めとする協力者・関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

皆様お一人お一人のご支援により、命が救われています。
今後とも支援が必要な場所に届けられるよう活動してまいりますので、引き続きご支援いただきますようよろしくお願いいたします。

一般社団法人ミャンマー祭り
理事 亀山 仁



※学校からいただいた感謝状